しんとれいのワインな日々

健康に気をつけつつ、飲んだくれてます

アルプス越えは、お腹いっぱいになりながら(立山アルペンルート~上高地旅行3日目)

しん&れいです。

 

富山~長野旅行は3日目です。

昨晩は運良く天の川を見ることができましたが、朝のご来光ツアーは催行中止。それでもあきらめきれない我々は、せめて部屋の窓から日の出を見ようと、立山連峰の稜線から太陽が顔を出す午前5時半ごろに目覚ましをかけたのでした。

そして……

 

(写真ではわかりにくいですが)ガスっているなかで、太陽が一瞬だけ顔を出してくれました!

ご来光を見た、ということにしておきましょう!

 

早朝はライチョウが目撃されやすいということで、お散歩に出かけました。山の下の富山平野が、今日も見えました。

 

みくりが池の周辺をぐるりと回ってきます。

 

ツマトリソウ

 

谷からは、火山性の噴気があがっています。東日本大震災のあと、ガスの濃度が上がってきたため、近くの遊歩道が立ち入り禁止になったそうです。

 

コバイケイソウ

 

ゴゼンタチバナ

 

遊歩道はアップダウンがあり、ミドリガ池のほとりまで降りてきました。

 

ミドリガ池のほとりに群生していたのは、たぶんミヤマガラシ。

 

花柄が赤いツガザクラと、白っぽく見えるのがアオノツガザクラ……かな。

 

こちらは立山室堂。日本最古の山小屋だそうです(もちろん今は使われていませんが)。

 

玉殿岩屋。立山の雄山山頂を目指しているのか、雪渓を歩いている人がいました。

 

まだまだ雪が残っている室堂。カチンコチンに凍っていて、アイゼンなどがないととても歩ける状況ではありません。

 

ホテルに戻って朝食。本当に山の上とは思えないほど、いろいろおかずがありました。

 

カレーまであったので、自作の「立山室堂ダムカレー」をつくってみました。

 

デザートまでしっかりいただきました。

 

雄山山頂にあった雄山神社の社殿。136年ぶりに遷宮されたものが、ホテルに展示されていました。

 

さて、ホテルをチェックアウトして、アルペンルートを先に進みます。ホテルに直結している室堂駅から、10時15分発の立山トンネルトロリーバスに乗ります。

 

お客さんが少なかったので、最前列に陣取りました。

 

破砕帯があるところは、色が青くライトアップされていました。

 

10分ほどで大観峰に到着しました。

 

標高が高い場所にある割に、なかなか過酷な階段を上っていくと……、

 

大観峰雲上テラスがあります。

 

あいにくの天気のため、雲上というより、ほとんど雲の中でしたが……。

 

10時50分発の黒部ケーブルカーに乗り継ぎます。

 

ケーブルカーの前に乗るか、後ろに乗るか問題がありますが、今回は背後の山々がガスって見えないと判断して前に乗りました。

 

支柱がないロープウェーとのことですが、そのためか宙に浮いている感じで迫力があります。

 

楽しい空中散歩は5分間ほど。11時前に黒部平に到着しました。

 

 

高山植物の観察園があり、ニッコウキスゲがたくさん咲いていました。

 

こちらはテガタチドリかなと思いましたが、ノビネチドリと思われます。難しいのぅ……。

 

ミツガシワ。湿地に生える花なんですね。

 

小さなほうはマイズルソウ。手前の白い花は……なんでしょう?咲きかけのツマトリソウかな?

 

駅の上には黒部平パノラマテラスがあります。ここでもダムカレーが食べられるという情報がありましたが、ちょっとわかりませんでした(ハイシーズンではないので、やっていなかった?)。

 

駅の周囲を散策したので、1本ずらした11時30分発の黒部ケーブルカーに乗り継ぎます。

 

今回は外はまったく見えず、完全にトンネルの中を進みます。

 

5分ほどで、黒部湖に到着しました。

 

ケーブルカーを降りてちょっと歩くと、いきなり黒部ダムの上に出ました。ちょっと雨がパラパラと……でも、まだ傘を差すほどではないです。

 

下をのぞくと、観光放水をやっていました!昨日は天気が悪かったために放水が中止になっていたので、ここに来るまでちょっと心配だったのです。

 

ダムの堰堤の最高点から真下をのぞき込みます。高くて怖えぇ……。

 

堰堤の向こう側までやってきました。

 

まずはレストハウスでひとやすみ。

 

黒部ダムが目の前に見える席に陣取って……、

 

ダムカレーをいただきます!

 

ダムのわきには、ダム建設で亡くなった作業員の慰霊碑がありました(今回の出発前に「プロジェクトX」を見てきました)。

 

黒部ダムは、いくつか撮影スポットがあります。がんばってまわろうと思います。

 

なかなか迫力がある階段を上っていくと……、

 

展望台に到着します。なかなかハードなところに作ったものだ……。

 

展望台からは、ダム湖も含めて一望できました。

 

再び堰堤の高さまで降りてきましたが、さらに下があります。

 

こちらは新しい展望スポット「レインボーテラス」です。

水しぶきが飛んできて涼しい……と思っていたら、どうやら雨っぽいぞ。

しっかり黒部ダムを観光できましたので、いよいよ扇沢へ向かいます。途中のトンネルが涼しくて、歩いて汗をかいた後だけに、とても気持ちいいです。

 

長い通路を通った先に、電気バスの乗り場があります。黒部ダムからは階段もあって5分ほどかかります。

 

13時35分発の関電トンネル電気バスに乗ります。黒部ダムには2時間ほど滞在したことになりますね。

 

こちらも破砕帯がある場所が、青くライトアップされていました。ちょっとスピードをゆるめてくれたら、もっとちゃんと写真が撮れるんですけどね~。

 

13時50分ごろ、扇沢に到着しました!アルペンルートを無事に突破しました!

 

標高が高いところでは大丈夫だったのに、まさかここでガスってるとは……。

 

ここでもダムカレーが食べられるのですが、次の機会ということで……。

 

扇沢で特に何をするわけでもなく、これから14時10分発のバスで、信濃大町駅に向かいます。

 

14時40分ごろ、JRの信濃大町駅に到着しました。アルペンルートの長野側の起点ですが、それほど大きな駅ではありませんね。

 

駅舎に向かって左手に、「アルプスロマン館」があります。ここで、富山駅で預けた荷物を受け取りました。

 

おやきの看板が見えたので、思わず購入。フキ味噌味でしたが、味噌というよりもフキの苦みがしっかりと……。

 

我々はこれから松本駅に向かうのですが、1時間ほど待ち時間がありました。おやきが呼び水になったのか、駅舎内にある立ち食いそばが気になって……。

 

がまんできず、信州そばを食べてしまいました。しんは鹿肉きのこそば(手前)、れいは野沢菜わざび昆布そばにしました。そばつゆが濃くて、おいしかったですが、特に野沢菜のピリっとした辛味が気に入りました。

 

在来線で1時間ほどかけて、松本駅に到着しました。残念ながら雨が降っていて、今回初めて自分たちの傘を出しました。

 

今回のお宿はこちら、「たびのほてるlit松本」です。

 

靴を脱いで部屋に入るスタイルです。

 

大きなテーブルもあり、ゆっくりお部屋で過ごせそうです。

 

バスルームは、富山のホテルと同じく、マンションのお風呂のように広め。

 

トイレはこちらにありました。手を洗うところがないので、使うたびにバスルームに移動しないといけませんね。

 

近くで松本の名物が食べられるところを探して、やってきたのが駅直結の「松本からあげセンター」。

松本からあげセンター
〒390-0815 長野県松本市深志1-1-1 MIDORI松本4F
2,000円(平均)900円(ランチ平均)
r.gnavi.co.jp

 

松本は鶏肉を揚げた「山賊焼き」が名物だそうです。頼んでみたら、巨大なチキンが登場。ニンニクたっぷりで、おいしかったです!

きょうの歩数は、なんと17,942歩でした。

あすは天気がよさそうなので、予定通りレンタカーを借りて、上高地に向かいます。