しん&れいです。
今日は19回目の結婚記念日。ちょうど土曜日だったので、以前から気になっていた「おれんじ食堂」へ。ちょうど4月からフレンチの鉄人・坂井シェフ監修のランチが始まったということで、とても楽しみにしていました。
4月14日は私たちにとって「晴れの特異日」。これまで1日たりとも天気が悪かったことはなかったのですが、今年はまさかの嵐の予報。
あらら……。
出かける前から、天気予報通りに小雨が降り始めていました。
JR鹿児島中央駅から新八代駅まで九州新幹線で移動。乗り換える肥薩おれんじ鉄道の新八代駅は、すぐ隣にあります。売店はありませんので、買い物はJR駅のほうで。
電車の時間が近くなると、受け付けが始まりました。
電光掲示板には、ちゃんと「おれんじ食堂」の表示も出ていました。
青い車体がホームに入ってきました。
私たちは1号車へ案内されました。2号車は旅行会社の企画の席らしいです。
座席は基本的に、眺めがいい海側に向いています。
八代駅では「くまモン」のラッピングの車両がとまっていました。車内にもたくさんくまモンが見えました。ふだん使いの電車がこんな感じだと楽しくなりますね。
球磨川を越えます。
まず出てきたのは日奈久ちくわ。ふつうのちくわよりも九州らしく甘みがあります。
水俣の地ビール「ソレイユ」を食前酒代わりにいただきました。車内は結構揺れますが、ランチョンマットやコースターの上に置いておけば大丈夫です。
佐敷駅に到着しました。また、くまモン電車が向かいのホームにとまっていました。 3種類あるらしいのですが、全部見られるかな…。
時間があるので、駅舎の外にも出られました。自虐的な観光案内がかなりウケていました。
水俣駅に来ました。こちらも新しくておしゃれ。ななつぼしと同じデザイナーだそうです。
「いわしかご」。実際に使われる本物は倍以上の大きさだそうです。
水俣駅でお食事が積み込まれ、いよいよお料理が始まります。
きょうのメニューはこちら。
前菜です。ガーリックがきいたホタルイカがおいしい。直前にいただいたミカンのジュースとぴったりでした。
かつて熊本と鹿児島とのあいだの関所になっていた橋と川。停車しての案内がありました。
食事にあわせていただいたワインはこちら。揺れる車内でグラスに注ぐのには、ちょっとしたコツが必要。まぁ、信号待ちなどで止まっている間になみなみ入れておけばいいんですけど。
オードブルは鯛にスモークが効いていて、晩白柚やトマトとよく合いました。
ごぼうのポタージュ。クルトンの代わりに揚げたゴボウがついていて、ポタージュ自体も食べるスープという感じの濃厚さでした。
魚料理は、ヒオウギ貝と天使のエビ。ショウガと白味噌のソースが赤ワインと合いました。さすが鉄人。
メインは黒毛和牛のバラ肉のシチュー。オレンジピールの入ったパンをソースにつけていただきました。
デザートは紅茶のブリュレ。国産の紅茶とともに。
薩摩高城駅につきました。れいが楽しみにしていたところです。我々のひごろの行いがいいためか、ちょうど雨があがってくれました。
ここも駅舎内。おれんじ鉄道の方々が月2回ほど、草刈りや手入れをしているそうです。トベラのかわいい白い花が咲いていました。
晴れていたらもっと気持ちいいんでしょうが、ここ最近は大雨と強風で大変だったそうです。
ハートの穴からのぞくと、ハートが見えます。見えない人には見えないそうで……。
片道5分ほどでしたが、ちょうど電車に戻ったころにポツポツ雨が降り出しました。
やはり我らは持っているな……。
川内駅に到着しました。きれいな車窓を見ながらおいしい食事をいただいて、大満足なひとときでした。これから新幹線に乗り換えて鹿児島まで帰ります。
川内駅で最後の目的、川内名物のちんこだんこ(しんこだんご)を購入しました。ただのしょうゆ味のお団子なのですが、名前が笑える……。
けっきょく自宅まで、雨に降られることなく帰って来ることができました。
写真は乗車証明書やいただいたお土産の数々。カレーパンやウニみそ、タンカンジャム、イグサのコースターなどなど盛りだくさんでした。ミカンのジュースは瓶が重かったので、食事の前菜とともに飲んでしまいました。
結婚記念日なので、シャンパンを開けました。
外はすんごい雨が降っています(高笑)。
天気予報を信じて、晩ごはん代わりにしようと新八代駅で駅弁を買ってきていました。そこでしか買えない「鮎屋三代」と「阿蘇赤うし弁当」です。
ワインとともに、おつまみにします。
そして最後はやはりデザートは欠かせません。鹿児島中央駅でイチゴのレアチーズケーキとピスタチオのクリームブリュレを買ってきました。
来年はいよいよ結婚20年ですね。
どこで何を食べようかな……。