読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

しんとれいのワインな日々

健康に気をつけつつ、飲んだくれてます

坂道と不思議キャラに翻弄……奈良マラソン、完走しました!

しんです。

 

本日はいよいよ奈良マラソンの日です。

毎年寒い大会らしく、救護所にいらっしゃる地元の大学の先生から「低体温症になる人もけっこういる」と聞いていますし、大会前日に雪が降った年もあるらしいのですが、今年はさいわいなことに天気がとてもよく、暖かい日になってくれそうです。

12月だというのに数日前は名古屋で夏日になりましたので、今年の冬がちょっとおかしいのかもしれませんが。

 

f:id:shinrei4505:20151213062932j:plain

自宅を6時半に出発。もより駅から始発の地下鉄に乗ると、目の前に座った女性のカバンから奈良マラソンのゼッケンがでてきてびっくりしました。私も大会のロゴが入った袋を持っていたので、向こうも私がランナーであることがわかったでしょうね。

大阪難波から快速急行に乗り換え、1時間かけて近鉄奈良まで移動します。電車のなかは、さすがにランナーばかりです。近鉄奈良のホームも参加者でいっぱいになっていて、改札を抜けるのにも一苦労。そこからさらにスタート地点である競技場まで歩くのですが、道路はやはりランナーたちで大渋滞していました。

昨日は20分だったところが、30分以上かかってしまいました。

 

f:id:shinrei4505:20151213081101j:plain

更衣室も人がたくさん。中に入って、さっさと着替えましょう。

 

f:id:shinrei4505:20151213082752j:plain

ただいま8時25分。混雑はしますが、手荷物はスムーズに預けられました。

しかし、トイレのほうはすさまじい混みようで、どう並んでいるかまったくわからないほど。8時45分までのゲート整列には間に合いそうもなかったので、そのまま競技場に入りました。ちなみにトイレは、号砲が鳴ってからスタートゲートを通過する前にいくつかありましたので、そこで済ませました。

 

f:id:shinrei4505:20151213083943j:plain

快晴に恵まれました。午前9時の昨年の気温は4度だったのですが、今年は10度だそうです。薄いウインドブレーカーや手袋も持ってきましたが、まったく不要でした。よかったよかった。

安田大サーカスの団長がゲストに来ていましたが、司会者は「奈良なのににぎわっている」などと自虐ネタを口走り、地元市長(?)はホントにつまらないダジャレを炸裂させ、あまりのやり取りのゆるさに脱力してしまいました。まあ、リラックスの効果があったということで…。

 

f:id:shinrei4505:20151213090932j:plain

というわけで、スタートです。トイレに行ったこともあり、スタートゲートを通過したのは9分遅れでした。では、行ってきまーす。

 

f:id:shinrei4505:20151213093941j:plain

4キロすぎにある朱雀門。先月の神戸マラソンでは、前半にオーバーペースになってしまったので、今回はペースを抑え気味にして、キロ6分30秒~7分で走るように心がけました。

 

f:id:shinrei4505:20151213100722j:plain

折り返して、近鉄奈良駅まで戻ってきました。まもなく奈良公園に入ります。

 

f:id:shinrei4505:20151213101437j:plain

この道をまっすぐ行けば東大寺南大門、そして東大寺なのですが、我々は残念ながら走れません。10キロコースなら大仏殿の前を走れるのでいいですね。

コースはここから南へ方向転換。しばらくは郊外の町のなかを走ります。

12キロあたりをすぎたころ、「ワッケンロー」「ワッケンロー」という大音量が聞こえるな…と思っていたら、赤い服を着た矢沢永吉みたいな人がいました。

 

f:id:shinrei4505:20151213133409j:plain

 

ameblo.jp

マラソン大会の沿道にいる名物な人と出会えるのも走る楽しみの一つなのですが、どうやらこちらのお店の店長さんらしいです(写真は復路に撮影)。

 

16、17キロあたりにくると町もなくなり、だんだん山に近づいてきました。

いよいよくるか…。

 

f:id:shinrei4505:20151214174402j:plain

申し込んでから知ったのですが、奈良マラソンのコースはけっこうアップダウンがあります。最初にくる文字どおりの「ヤマ場」が、このあたりから始まるのです。上の写真は私のGPS腕時計で取った標高の記録なのですが、この15キロすぎからくいっと上がる勾配の怖さよ…。

 

ちなみに…、 

f:id:shinrei4505:20151215094854j:plain

神戸マラソンの高低差はこちら。ほとんど心停止状態ですな。それでも、最後の都市高のアップダウンがじわりときついのです。

 

f:id:shinrei4505:20151215094944j:plain

NAHAマラソンの高低差はこちら。中間地点まで続くダラダラ坂が、けっこう体力を奪うのです。ビギナーランナーはスタートゲートを抜けるまでに時間がかかりますし、上り坂をのんびり走っていると、関門にひっかかっちゃう恐れも出てきます。

 

こうみると、奈良マラソンのコースがいかに起伏に富んでいるかわかります。もちろん、もっともっとハードな大会はありますけど。

 

f:id:shinrei4505:20151213110951j:plain

というわけで、写真ではちょっとわかりにくいのですが、その急坂が見えてきました。ここを走るんかい…とめげそうになるほどの斜面です。

 

f:id:shinrei4505:20151213130322j:plain

坂を上っている途中で、忌野清志郎の曲を大音量でかけている沿道の人がいました。前方でなんだか人だかりができているな…と思っていたら、彼でした(写真は復路で撮影)。ちょうどかかっていた「上を向いて歩こう」が、この長くてきっつい坂の途中で、あらためて気合を入れてくれました。

キヨシロー、ありがとう~! でも、あなたはいったい何者??

 

この山道ですが、だいたい3キロの間で標高70メートルから160メートルまであがります。その後も、上がったり下ったりを何度も繰り返しますので、私のような平坦地ばかりで波乱の少ない(ランナー)人生を送ってきた者にとっては、なかなかハードです。

 

f:id:shinrei4505:20151213112838j:plain

名阪国道をわたる橋まで来ました。ここから一気に天理まで降りていきます。

 

f:id:shinrei4505:20151213113646j:plain

天理に来るのは初めてなのですが、変わった形の建物が見えてきました。やはり雰囲気がちがう街ですね。

ここらあたりが中間地点になります。

あとは天理市内で折り返して奈良までまっすぐ戻るだけ!と言いたいところですが、しばらくは市内をあっち行き、こっち行き、と走らされることになります。道がフラットなのはともかく、土地勘がないのでどこまで行ったら折り返せるのかわからず、気分的に結構つらいエリアでした……。

 

f:id:shinrei4505:20151213115616j:plain

もうどこへでも連れていって…と、なかなか気分が盛り上がらないまま走っていくと、大きな建物が見えてきました。ここはもしや……。

 

f:id:shinrei4505:20151213120356j:plain

天理大学天理高校とかがある建物でした。ということは…、

 

f:id:shinrei4505:20151213120535j:plain

噂のぜんざいエリア(25・4キロ地点の特設給食所A)でした! もうタイムが余分にかかっちゃってもいいから、1杯ちょうだい! そして甘みと温かみが、疲れた体に染み渡っていくのです…。

 

f:id:shinrei4505:20151213120646j:plain

私のように胃袋をつかまれたランナーが続出しておりました。「またコースに戻ってあの坂を上るのはイヤ!」「ここでずっとぜんざい食べて暮らしたい!」と言う人がいても仕方あるまい、という気すらしますが、我々にはスタートから6時間という制限時間があるのです。

意を決してコースに戻ろうとすると…、

 

f:id:shinrei4505:20151213120901j:plain

なんと沿道に奈良のアイドル、せんとくんがいて、思わず立ち止まって写真を撮ってしまいました。隣の方は……どなたですか?

 

www.city.tenri.nara.jp

「てくちゃん」(右の男の子)と「りんちゃん」だそうです。

 

f:id:shinrei4505:20151213120940j:plain

 天理市の作戦にいつまでもつかまっているわけにはいきません。1キロに10分近くかかってしまいました。ぜんざいと休憩で体力がすこし回復したところで、ふたたびコースへ戻ります。

ここはまだ25キロすぎ。まだまだ先は長いのです。

 

そして28キロすぎから、ふたたび坂の続く山道へ入ります。見えない先までのびていく坂道。周りは歩いている人ばかり。

しかし、神戸マラソンに続いて「完歩ではなく、完走」を目指している私としては、このあたりはとにかくふんばって走るのみ。歩く速度と変わらないほどゆっくりであっても、これは走っているのだ、歩いているように見えるかもしれないけどそうじゃないのだ、ドン!(机をたたく音)と、だれに向かって違いを主張しているか我ながら不明ですが、とにかく重力に逆らいながら耐え忍ぶのみなのです。

そんなわけで、写真を撮る余裕はまったくなく…。

 

f:id:shinrei4505:20151213125321j:plain

31・1キロ地点にある「特設給食所B」に着くと、なんと冷やしそうめんがありました。これまたカラダに染み渡ります…。2杯、3杯とおかわりしたいところですが、後続のランナーにも食べてもらいたいので、そこはガマンです。

ここで、れいが作ってくれたおにぎりを食べてエネルギー補給します。残りあと10キロ。なんとかがんばりましょう。 

 

上り坂は大変ですが、かといって下り坂が楽かと思えばさにあらず。スピードをあげすぎると、ひざに負担がかかって痛めてしまいます。私はひざを故障したことがあるので、下り坂でもあまりペースをあげず、ゆっくりと進んでいきます。

復路の沿道にもキヨシローやワッケンローの店長さん、たくさんの地元の方たちがいてくれましたが、何時間もそうやって我々に声援を送り続けているわけで、本当にありがたい限りです。そんな人たちと一期一会のハイタッチをしながら、ひたすらにゴールを目指しました。

あとからコースを見返してみると、ワッケンローさんのお店の前は往路でしか通らないはずなので、彼ら(店長さんと店員さん?)はわざわざ復路のコースまで応援のために来てくれてたんですね。うれしいですね。今度近くに行ったらたこ焼き食べに寄ってみよう。

 

f:id:shinrei4505:20151213140229j:plain

ようやく奈良公園まで戻ってきました。山を下りてきてからこのあたりまではキロ8分後半~9分ぐらいだったので、走っているといっても、歩いているのとほとんど変わらないですね。

そうだ、シカの写真を取り忘れていたと思ったのですが…、

 

f:id:shinrei4505:20151213140225j:plain

コースをはずれてあそこまで行く元気すらない…(涙)。

とはいえ、ゴールはまもなくです。待ち合わせをしようとれいに電話をすると、41キロあたりの沿道にいるそうです。

奈良公園の周辺は、朝と違って観光客でいっぱいになっていました。たくさんのギャラリーに見られながら、ラストスパートです。

 

f:id:shinrei4505:20151213141858j:plain

うまい具合にれいと合流し、雄姿(?)の写真を撮ってもらいました。ゴールまであと1キロ、がんばるぞー。

 

f:id:shinrei4505:20151213141945j:plain

これが最後の直線…と言いたいところですが、この期に及んで長い坂がだらだら続き、わずかに残った気力と体力をそぎ落としにかかります。しかし、沿道の声援もすごいので、「ここでくたびれた姿でとぼとぼ歩いちゃったら、かっこわるいでしょ!」という見えっ張りな気持ちを支えにふんばります。

 

f:id:shinrei4505:20151213142806j:plain

よ、ようやくゴールのある競技場まで戻ってきました。そしてそこには…、

 

f:id:shinrei4505:20151213142811j:plain

ゲストの有森裕子さんが待ってくれていました。笑顔でハイタッチをして、本当に最後の、最後の直線です。

 

f:id:shinrei4505:20151213142840j:plain

あと少しだぁぁぁぁぁぁ……。

そしてそこで、私の目に入ったのは…。

 

f:id:shinrei4505:20151213142847j:plain

なんだ、あの白いキャラは…。

 

この人、たしか奈良市役所あたりの沿道でもいたな。まさかこんなハレの場に、公式キャラと並んでいられる存在だったとは…(←失礼)。 

苦難、苦闘の末にまさにゴールせんとす、という瞬間の感動が若干薄まった気がしましたが…、

 

f:id:shinrei4505:20151213142916j:plain

ゴールしました!

 

つ、つかれたぁぁぁあーーーー。

 

記録はネットタイムで5時間19分26秒。神戸マラソンよりも遅いタイムでしたが、あの山道を走ったわりに3分しか変わらなかったので、これはこれで満足です。

自己ベストの更新は、足をゆっくり休ませたうえで、3月の鹿児島マラソンで狙うことにしましょう。

 

f:id:shinrei4505:20151213144301j:plain

 完走記念のタオルとともに記念撮影しました。

さぁて、足がパンパンですが、いまから駅まで20分歩き、電車で大阪までがんばって帰りましょう…。

うちに帰るまでが遠足ですからね。

 

というわけで、主催者やボランティアのみなさん、沿道で応援してくださった方々、楽しい大会をありがとうございました!