しんとれいのワインな日々

健康に気をつけつつ、飲んだくれてます

10年ぶりに見る夜空

しんです。


カメラの三脚を購入したのに、あいにくの曇り空が続いていましたが、今日になってようやく晴れてくれました。少し前ならずっと晴れてたのになぁ。ぐちぐち。
というわけで、自宅のベランダにカメラをすえて、夜空の写真を撮ってみました。うちは2階のうえ、周りを家に囲まれているのでたいした空は見えませんが…。
南の空にオリオン座があったのですが、結構高度が高く、とりあえず手頃な高さに見えたシリウスを狙ってみました。

シャッタースピードは15秒、光害があるので絞りは13ぐらいかな、と適当にセッティングをしたうえで、パシャリと1枚。こんな感じの写真になります。


それから、ひたすら70枚、撮り続けました。シャッターを15秒ごとに押し続ける、という地道な作業。本当はレリーズを使いたかったのですが、以前から持っていたのは私のD80には接続できないことが判明…(涙)。このカメラ、インターバル撮影みたいなのはできないのかなぁ。できなさそうだなぁ。


結局、78枚の写真が撮れました。
そして、フリーソフトの「LightenComposite」(http://www.nuasa.org/~ken/blog/?page_id=6)を使って、合成してみました。これは写真を複数枚合成することで、弱い光を浮かび上がらせる(ということでいいのかな)「比較明合成」というテクニックです。
このソフト、すごい操作が簡単。数分待つと、写真ができあがりました。
これです。


地球の自転で星が動いて見える日周運動が見えてきました。10年ぶりぐらいの撮影です。
シリウスが右上に向かって上っていくところです。空が明るくて肉眼ではあまり見えていなかった星も見えています。シリウスの隣にある星なんて、全然見えてませんでしたよ。左上にあるのはこいぬ座プロキオン、右上はオリオン座のリゲルかな。
一等星ぐらいしか見えない東京の空も、しっかりぐるっと回っているのです。当たり前なのですが、なんだかうれしくなりますね。


(ちなみに、普通にシャッターを開きっぱなしにするバルブ撮影も可能です。しかし、東京都内のように光害で空が明るいところでは、長い時間の撮影をすると真っ白になってしまうでしょう。それで、比較明合成をしてみたわけです→写真の下の方は灯りで白っぽくなってます)


写真の下のほうにある角度の違う細い線(3本ぐらいありますね)は飛行機です。空を見ていると、結構な頻度で飛んでますね。
写真を拡大してみると、けっこうぶれていて、すっときれいな線にはなってませんでした。後から気が付いたのですが、ベランダの床には柔らかい素材のシートが敷いてあって、私が歩くたびに三脚ごと動いていたようで……(苦笑)。
今後はもっといい条件の場所で、もっと長い時間をかけてねらってみたいと思います。