しんとれいのワインな日々

健康に気をつけつつ、飲んだくれてます

鼻の奥のヒミツ…

しんです。

 

昨冬からのどの奥にざらざらした感じが出始め、たんがからんだような軽い咳が出るようになっていました。冬なので乾燥しているせいなのかなと思っていたのですが、春になっても夏になっても治らないので、昨日、近所にできた耳鼻咽喉科に行ってきました。耳鼻咽喉科の受診って、もしかしたら初めてだったかもしれません。

 

私の話を聞いた先生はのどの奥を見ようと、舌をひっぱり、口のなかにのぞき鏡を入れようとしました。しかし、私の体が無意識に抵抗してうまくいかなかったので、鼻の穴から内視鏡を入れることになりました。

私には初めての経験だったのですが、不思議な感覚がしますね。ふだん他人が触ることがない顔の裏というか、頭蓋の中というか、そんな場所をいじられているので、なんだかすごく無防備な自分をさらしている気になります。

ちょっとした痛さや気持ち悪さがあるけども、それでも左の穴からはまずます順調に内視鏡が奥に入っていき、のどには特に目立った問題がないことが確認できました。

 

しかし、「念のために右からも入れてみますね」と、先端をぬぐった内視鏡をふたたび鼻の穴に入れた先生。「左よりもちょっと狭いみたいなので、痛むかもしれません」と言うやいなや、内視鏡をさらに奥に差し込んだのです。狭い壁の隙間をずりずりずりっと押し込んでいく感じで、これまた痛い、痛いのです。痛いんじゃー!

ゆっくりやったら突破はおぼつかない、と経験で知っているのでしょうか、痛みに軽くもだえる私を気にもせず、先生はのどまで内視鏡を貫通させてしまいました。私は「ふぅっ」と一息ついたつもりが、口が開いているので「へぁっ」と妙な感じのため息が出てしまいました。

なんだか、あっという間に何かを奪われてしまった気持ち……。

やや放心状態の私に向かって、モニター画面を見ていた先生は「問題なさそうですね」。こんな思いをしたのにノープロブレムかよ…と思う反面、何もなくてよかったな、いやいや右の鼻から入れようと左から入れようと、のどを見るなら同じじゃないか、つながってんだから……と気持ちは二転三転。

 

どうやらのどの違和感の原因は、左の穴の奥から鼻水がのどに流れ出ているせいではないか、とのことでした。鼻とのどから薬を吸引すると、のどのイガイガ感が軽くなった気がします。早く病院行けばよかった…。

とりあえず、1週間後に様子を見るのでまた来い、とのこと。

うーむ。

いまは鼻に内視鏡を入れられるぐらいなら、ダッシュで歯医者に行くなぁ……。