しんとれいのワインな日々

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智恵子の空へ…安達太良山登山

しん&れいです。


なかなか土日に休みが取れないので、平日に休んで福島県安達太良山へ登山に行ってきました。「智恵子抄」に出てくる有名な山なので、ぜひ一度登ってみたいと思っていました。東京からは遠かったですが、仙台からは日帰りで行けますので、このチャンスを利用しない手はありませんね。
というわけで、朝の8時半に出発。2時間ほどで、あだたら高原スキー場に到着。奥岳登山口からの出発です。



すでに周りは、きれいに紅葉していました。



軟弱!と言われそうですが、とりあえずはゴンドラ「あだたらエクスプレス」で上がっていきます。山麓駅から山頂駅まで10分弱。大人片道900円也。天気もよくて、紅葉に染まったパノラマが楽しめました。



登り始めは灌木の林のなかを進みますが、すぐに視界が開けます。風が心地よいですが、夏は暑いかも…。



振り返ると、遠くにゴンドラの山頂駅が見えました。



山頂駅から1時間ほどで、頂上が見えてきました。これから、あそこの上まで登るのかぁ…。



山頂の岩山を登るのはちょっと怖かったですが…、登頂に成功! 出発から1時間15分ほどでした。ここから360度広がるパノラマは、とても雄大で、気持ちよいです!



お昼ゴハンは、EPIでお湯をわかして、定番のラーメンを。むしろ、これを食べるために山に登っている、といっても過言ではありませんね。風が強くなってきて、あったかいラーメンもどんどん冷めていく…。早々に下り始めることにしましょう。



ゴハンを食べていると、頭上の岩山から歌声が…。なんとギターをかき鳴らして歌っている人がいました。般若心経を絶叫、いえ熱唱してました。いつもここで歌ってる人なんですかね。



そのまま下りてしまうのももったいないので、ちょっと寄り道しましょう。山頂から尾根筋を歩き、牛の背に向かいます。木も生えず、岩がごろごろしていて、不思議な光景が広がっています。そして…、



どどーんと広がる沼ノ平の火口。火山活動のために白くなった火口が、恐ろしさ満点です。周囲を回ることはできるようですが、火山ガスのために下りていくことは禁止されているようです。我々は鉄山には行かず、ここから峰の辻、くろがね小屋を通って下山することにします。




斜面に生えているのは背の低い木々ばかりなので、遠くまで見通せます。ちょっと曇ってしまいましたが、カエデやナナカマドの赤がきれいです。



ガレ場が続いているので、ちょっとガスると進む方向を見失いそうです。そんななか、「あっちに向かうのだよ」と自信を持って行く先を指し示すしん。



道を間違えることなく、くろがね小屋まで下りてきました。きれいな小屋で、温泉もあり、宿泊もできるようです。現在午後2時20分なので、山頂からここまでちょうど1時間ですね。



先へ進みます。なだらかで、紅葉でできた花道のなかを歩きます。やはり、たまには森林浴しないとね。



振り返ると、雲の合間から光が差しこみ、紅葉がきれいに映えて見えました。



その後は赤や黄色に色づいた斜面を楽しみながら、でも、ちょっと日が陰ってきたのにあせりつつ、ひたすら山道をどんどん歩き、歩き、歩き…、



登山口に帰ってきたのは午後4時前でした。レストハウスで食べたソフトクリームがおいしかった…のですが、写真撮るのを忘れてました。


周回コースをすべて歩くと結構時間がかかりそうですが、ゴンドラをうまく使うことで手軽に楽しめる山だと思います。眺望もきれいだし、我々のような軟弱(?)クライマーにはおすすめです。