しんです。
日本の南海上で発生した台風６号が日本に接近しつつあるなか、フィリピン沖で台風７号が発生しました。この７号は結局、日本に来ることはありませんでした。
二つの台風が接近すると、「藤原効果」といって、トリッキーな動きをすることがあるらしいです。気象予報士の勉強では習うのですが、実際に（気にして）見たことはありませんでした。
今回がその藤原効果なのかわかりませんが、二つの台風の動き、台風７号の末路を記録しておきましょう……。
（画像は気象庁のＨＰから）
１５日午後８時の衛星画像です。
こちらは１５日午後９時の天気図。フィリピンの東側に台風７号、さらにその東に台風６号があります。
（１６日午前０時）
二つの台風は、だんだん近づいてきます…。台風７号は、少しずつ東へ進んでいました。
（１６日午前３時）
二つの台風が近づくにつれ、左側の小さな台風７号は、形が崩れて始めます……。
（１６日午前６時）
みるみる砕けていき……、
（１６日午前９時）
なんだか台風６号に吸い込まれていっているような感じです。
（１６日正午）
ここまでくると、もう台風とはわからなくなってきました。
（１６日午後３時）
フィリピンの東に雲の塊はありますが、台風７号そのものはどこにあるんだっけ、という状態です。アジア地上解析天気図のなかでは、もう解析されず、台風としては消えてしまったわけです。
（１６日午後６時）
画像で見えているのは、もう台風６号だけですね。ごちそうさま、げふ、って感じですか。こいつが日本に今、北上してきています。
怖いですねー。
とりあえず太平洋側にお住まいの皆様、くれぐれもお気をつけ下さい。
