しんです。
ずっと気になっていたところに、たまたま入ることができました。築地のうちの会社の近くにある「海上保安庁海洋情報部」です。なんだか、CIAとかMI6とか、秘密の諜報機関の響きがあるでしょ……。
入り口には警備の人もいるし、駅の改札みたいなゲートもあるし、ふらっと寄ってらっしゃいみてらっしゃい、なんていう雰囲気はないのですが、たまたま前を通りがかった水曜日、正門のところに「海洋情報資料館の公開」と看板を見つけたので、思い切ってのぞきに行ってきました。
写真なんか撮ってたら、中国だったら「軍事施設だ」とかなんとか言って、オープンなところにもかかわらずコッカアンゼンキョクの人たちに拉致られるんでしょうね。
日本でよかったぁ。
入り口で警備のおじさんからパスカードをもらい、建物のなかに。少し奥に、資料館(というか資料室)がありました。
どうやら本日の入館者は私で3人目だったようで。でも、中にいたのはダベり中の職員2人。まさか、この人たちをカウントはしてないだろうね。
なかなかシブい展示が並んでいました。どうやって海図を作っているのか、海岸や海底などを測量する技術の紹介と歴史、伊能忠敬の地図(もちろんコピー)なんかもあります。
これは、いつ満潮、干潮があるのかがわかる潮汐の計算機。どんなロジックなんでしょうね。それにしても、でかい。
これは昔(いつか忘れた)の東京湾の海図。全然埋め立てが進んでません。軍事施設も書き込まれ、当時は公表されていなかった横須賀の海図なんてのもありました。
資料館とは関係ないですが、中庭にはこんなものも。錨でしょうかね。
なかなかマニアックな展示内容でしたが、もう少し仕込めば楽しくなりそうなんだけどなぁ。
毎週水曜日の午後1時から開いているそうです。
http://www1.kaiho.mlit.go.jp/KIKAKU/kokai/kokai.htm